「自転車に乗ったことがない!」という人はあまりいないと思います。日常の生活の中で、通学、通勤、買い物など、
自転車に乗る機会はたくさんあると思います。
では、
自転車に乗ることを目的に自転車に乗ったことがある人はどれだけいるでしょうか?
どうですか?この質問には、あまり手が挙がらない人が多いのではないでしょうか。
自転車ツーリングはまずこの「自転車に乗ることを目的に自転車に乗る」ことから始まります。
通学、通勤、買い物の
「手段」として自転車に乗ることから一歩進んで、「自転車に乗ることそれ自体を楽しもう!」、というのが自転車ツーリングの出発点です。
さて、ここまで説明すると、
「じゃあ、自転車ツーリングとサイクリングってどう違うの?」という疑問がわいてくるかもしれません。
「自転車に乗ることを楽しむ」ことを表わす言葉としてはサイクリングの方が一般的ですよね。どう違うのでしょうか。
「大辞林 第二版」によるとサイクリングは
「自転車で道路を走るスポーツ。また、自転車での遠乗り。」で、ツーリングは「〔各地を回って帰る意〕(1)観光旅行。周遊旅行。
(2)自動車・バイクなどで、遠出をすること。また、カヌーなどの舟にもいう。遠乗り。」とあります。
どちらにも「自転車での遠出」という意味は含まれていますね。違いをあげるならば、
サイクリングには「スポーツ」という意味合いがあり、
ツーリングには「旅」という意味合いがある、ということでしょうか。
「大辞林 第二版」によると「旅」は「住んでいる所を離れてよその土地へ出かけること。名所旧跡を訪ねたり、未知の場所にあこがれて、
また遠方への所用のため、居所を離れること。旅行。」とあります。
私としては、この「住んでいる所を離れてよその土地へ出かける」「未知の場所にあこがれて」という
フレーズが、自転車ツーリングとサイクリングの違いを表わすポイントだと思います。
「ああ、こんなきれいな景色初めて見るなぁ〜!」とか
「こんなに遠くの見知らぬ町に自転車で来ちゃったよぉ〜!」と思えたら、「自転車ツーリング」なのだと思います。
そう考えると、両者の違いは主観に左右される部分が多く、厳密には区別できないのかもしれません。「サイクリング+旅=自転車ツーリング」
という定義でも良いのかもしれません。
ですから私は
「○○km以上走らなければ自転車ツーリングとはいえないね!」とか
「日帰りは自転車ツーリングじゃないよ!」といった考え方はしていません。
あくまで、個々人の価値観で、
@未知の場所にあこがれ
A自転車に乗ることを楽しみながら
B住んでいる所を離れてよその土地へ出かけること
が出来たならば、それは立派な自転車ツーリングであると思います。
そう、自転車ツーリングといってもそれほど特別なものではないのですね。まずは、近所の川原や公園、普段電車や車でしか行かない隣町を
訪れてみましょう。
きっと驚くほど新鮮な発見があなたを待っているはずです!