新緑の大山阿夫利林道 2007/5/26 22.1km 神奈川県
ルート地図
【コース】
自宅--車輪行--伊勢原市総合運動公園
〜大山阿夫利林道(往復)
【天気】晴れ 【活動時間】12:30〜17:30
【走行時間】1時間20分
【平均時速】16.4km/h 【最高時速】45.0km/h
スタート地点へ
「自転車乗り」としてHPを運営している私だが、ここ数ヶ月、「自転車離れ」の傾向に歯止めがかからず、毎日HPを見に来てくれる方には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。例え仕事が大変であったとは言え、例えGWに大風邪をひいてしまったとは言え、例え新車(自動車)を購入しドライブに熱中したとは言え、ここ数ヶ月の「自転車離れ」は、ちょっと危機的状況だった。
なぜ自転車から離れてしまったのか、なぜ今日乗ってみようという気になったのか。自転車に乗るモチベーションについては、ブログ等で機会があれば触れてみたいテーマだが、ともあれ、今日は遅く起きた(11時過ぎ)にも関わらず、大山阿夫利林道を走ってみよう、という気になった。
新車(自動車)に自転車をどう積むか。ちなみに新車はトヨタオーリス。分類としてはコンパクト車だ。(一応3ナンバーなのだが。)ラゲッジスペースに収納できなければ後部座席を倒してそこに収納するしかない。ただ、買ってまだ1ヶ月ちょっとの新車だ。チェーンのオイル等で座席に汚れが付いたらいやだなぁ。メジャーで自転車の各部を測定。駐車場に行き、ラゲッジスペースを測定。意外に大きいんだな。何とか入りそうだ。自転車を駐車場まで持って行き、両タイヤを外し、フレームとタイヤに分解。フレーム部分をラゲッジスペースに収納してみる。中々うまいこと入らない。車体に傷をつけないように慎重に、フレームを斜めにしたり、向きを変えたりして収納できないか試してみる。ラゲッジスペースの内側のプラスチック部分に少しこすり傷を付けたものの、ようやくうまいこと収納できそうなポジションになった。だが、サドル部分がはみ出てしまう。サドルを外して再度挑戦。何とかフレーム部分はすっぽり入った。続いてタイヤだ。これは訳ないだろう。と思っていたがスポークに負荷がかからないようなポジションを考えると、中々良いポジションが見つからない。5分くらい格闘し、ようやく収納完了。これで、トヨタオーリスのラゲッジスペースにはFELT-F1X(Sサイズ)が積めることが判明した。
さて、出発時刻は12時半とかなり遅めで、R246も混雑が予想されたので、東名高速を利用して現地まで行くことに決めた。東名川崎ICから厚木ICまではいたって順調。
カーナビの到着予想時刻が前倒し、前倒し、になっていくことに気を良くした。新車購入とともにETCを装備したのだが、これがまた便利で、最近は高速道路を積極的に使うようになった。厚木ICまではあっという間に着いたのだが、そこから伊勢原方面に向かう一般道がやや混雑しており、結局伊勢原市総合運動公園に到着したのは1時半くらいだった。早速、車から自転車を取り出し組み立て開始。3分で組み立て完了。2年ほど前はこの組立作業に15分くらいかかっていた。
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伊勢原市総合運動公園
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運動公園から一般道に続く下り坂
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出発準備完了。自転車にまたがる。遠くに見える山並みを眺めながら、久しぶりの緊張感を味わう。輪行をしてのツーリングは、「自転車に乗るためだけに手間暇かけた」だけあって、やはり格別だ。大きく深呼吸をしスタートだ。
大山阿夫利林道へ
今日は夏日になるとの天気予報も見られたとおり、昼下がりの陽射しは強烈で、半袖ジャージから伸びた両腕や、首筋をジリジリと焼く。運動公園から一般道に続く下り坂で風を切ると、さっき自転車を組み立てた際にかいた汗が、新緑の木々の間に飛び散っていく。全身で感じる向かい風、慎重にブレーキをかけながら坂道を下る感覚、長いこと自転車から離れていた私にとってはすごく新鮮だ。
一般道にぶつかると、大山を目指し、農家の脇の細い道を行く。太陽の熱でむせ返った草の匂いが、農地の肥料の匂いとともに漂う。これぞ田舎の匂いだ。遠くには新緑の初々しい感じではなく、堂々とした濃い緑の葉をつけた木々が連なる。ペダルをこぐと次々と新しい景色が広がる。やっぱり、知らない土地、慣れていない土地を走るというのは素晴らしいものだ。
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農家の脇の細い道
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濃い緑の葉をつけた木々
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次第に緩やかな登り坂が始まる。大山へ向かう旧道は、江戸時代の「大山詣で」の際に利用された歴史があるといわれ、狭い道沿いに古い旅館があちこちにある。自転車で古人の通った道をプロットしてみると、「古人はこの空を見て何を考えたのだろう」とかいう思いが胸にこみ上げてくるのが不思議だ。やはり自動車と違い、自然を直に感じるからだろうか。
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大山へ向かう旧道
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比々多神社
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緩やかながら距離の長い登り坂が続き、次第に脚が重くなる。時折たち漕ぎを織り交ぜて進む。あごからしたたる汗が、ハンドルを握る手をぬらす。石でできた大きな鳥居を抜けると大山阿夫利林道の入り口に辿り着いた。
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緩やかながら距離の長い登り坂
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石でできた大きな鳥居
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林道は急坂で始まる。道の両側を緑の木々で囲まれたこの林道は、車両原則通行禁止である。特に登山道というわけでもなく歩行者もほぼ皆無だ。聞こえるのは風の音、鳥の鳴き声くらいのものだ。急にシーンとなったあたりに戸惑いながらも、懐かしさを覚える。昔は良くこういうところを走っていた。北海道ツーリングの時も時折こういうまったくの自然音だけの世界を味わったものだ。
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林道入り口近くの駐車場
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大山阿夫利林道の入り口
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林道への入り口が急な登り坂だったが、すぐにゆるやかな傾斜に変わる。ここからは落ち着いて座り漕ぎをする。落石が道の真ん中で砕け散っている。昨日の雨で地盤が緩んでいるのだろうか。気をつけて進もう。両側を木々の葉に覆われ、ほとんど陽のあたることのない林道は少し湿っぽい、葉の匂いを含んだ空気に包まれている。息が上がり、はあはあという呼吸音があたりの静けさを切り裂く。九十九折を何回か繰り返すと、やがて開けた広場に出る。ここで休憩としよう。金網の向こうには、遠くの街並みが見える。自転車を砂利の上に横倒しにし、呼吸を落ち着かせながらあたりを歩く。山の空気がおいしい。
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道の両側を緑の木々で囲まれた林道
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遠くの街並みが見える
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とりあえず、この広場までは来ようと決めていたのだが、この先はどうしようか。脚にはまだ余裕があるので、阿夫利神社方面に向かうことにする。広場を出発しすぐに浅間山林道との分岐点がありそこでサイクリスト2名とすれ違った。彼らは浅間山林道から降りてきたようだ。
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自転車を砂利の上に横倒し
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遠くの山が見渡せる
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下り坂
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登り坂が続く。久しぶりの峠道は思いの他こたえる。遠くの山が見渡せる見晴らしの良い所で休憩し、そこで折り返すこととした。行きはほとんど登りだったため、帰りは下り坂が続く。登るのも疲れるが、下りは下りでブレーキのかけかた、落石への注意など気を遣って疲れる。何も考えずに、ただただとばしていた昔が懐かしい。とは言え下り坂で風を切る感覚はやはり最高だ。何とも言えぬ解放感がある。全身風を受けながら、あっという間に伊勢原市に到着。辺りに広がるのどかな風景に見入りながら、スタート地点の運動公園に帰る。久しぶりに、眠っていた感性が研ぎ澄まされたような気がする今日のツーリングであった。
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畑が広がる
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草むら
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田舎道
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のどかな風景
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