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渡良瀬川に沿って桐生を目指す

走行データ
【走行日】 2006/11/25
【走行エリア】 栃木県足利市、群馬県桐生市他
【走行距離】 75.1km
【走行時間】 4時間09分
【平均時速】 18.0km/h
【最高時速】 31.6km/h
【コース】 (輪行)〜板倉東洋大前〜谷中湖〜<渡良瀬CR>
〜藤岡大橋〜足利〜桐生《折り返し》〜足利〜(輪行)
【所要時間(含輪行)】 5:40〜19:30

気象データ(桐生市)
【天気】 晴れ
【平均気温】 5.3℃
【最高気温】 10.9℃
【最低気温】 0.5℃
【平均風速】 1.2m/s
ルート地図
■ALPSLAB routeより作成

■GoogleMapsルート地図はこちらから

コースサマリー
【距離】
【走行時間】
【坂道】
【自動車】
【食・見所】
 短い★★★★☆長い
 短い★★★★☆長い
少ない☆☆☆☆多い
少ない☆☆☆☆多い
少ない★★★☆☆多い

 北関東の広々とした田園風景に囲まれた渡良瀬サイクリングロードは、人通りが少なく、自転車乗りのための専用道路と言える
 桐生方面に向かえば、進行方向正面の遠くに赤城山がうっすらとそびえ、都市部のサイクリングロードとは趣が異なり新鮮である。
 夕日がきれいだという渡良瀬橋周辺、歴史的建造物が多い足利市などが見所。また桐生方面より先さらに足を延ばせば、1泊ツアーで足尾銅山から日光方面を周ることも可能である。
 ランチには桐生のソースカツ丼・うどん、足利の蕎麦などが良いと思われる。
渡良瀬サイクリングロードの周りには広々とした田園風景が広がる。


レポート PART1 《往路》 谷中湖〜足利〜桐生

レポート中の用語について
CR・・・サイクリングロードの略。

輪行・・・自転車を鉄道等を使用して運ぶこと。

輪行バッグ・・・自転車を輪行する際に収納するための袋。輪行袋。

シクロクロス・・・オフロードで行われる自転車レース用の自転車。ロードレーサーに似ているが、オフロードを走ることから、ブレーキ、タイヤ等が異なっている。

GPS・・・地球上の現在位置を調べるための衛星測位システム。手のひらサイズのハンディGPSのメーカーとしてはアメリカのガーミン社が有名。

フロントバッグ・・・自転車の前方に付けるバッグ。フロントキャリアに装着する本格的なバッグもあるが、ここではハンドルバーに取り付けられる小型のフロントバッグのこ と。

ローディー・・・ロードバイクでのスポーツ走行を趣味とする人。彼らの多くはぴっちりしたサイクルジャージ、サイクルショーツ、ヘルメットを装備している。


アドバイス
渡良瀬CRについて・・・通行量が少なく路面も整っていて非常に走りやすい。
 CRは平坦なイメージがあるが谷中湖から桐生までは標高差100m程度の登りになっている。折り返しコースを選ぶなら体力のある往路に登りを走るのが良い。
 また支流〜本流への中経路は細い道を通るためやや分かりづらい。コースの詳細は渡良瀬サイクリングロードまっぷを参照されたい。

輪行時の組み立て場所・・・@板倉東洋大前駅(東武日光線)。東口は駅舎前に広いスペースがあり、通行人も少ないので落ち着いて組み立てることができる。
A足利市駅(東武伊勢崎線)。駅舎への入り口は南口のみ。南口前は人通りが多いが、駅舎に向かって左手のガード沿いを見ると植木との間にちょうど組み立て可能なスペースがある。

電車輪行。辺りはまだ暗い。遠くの空がかすかに朝焼けで赤みを帯びている。
 サイクル掲示板でヒデさんに勧めていただいた「渡良瀬CR」を走ることにした。下流の谷中湖(栃木県)から上流の桐生市(群馬県)へと向かう予定だ。 自宅のある神奈川県川崎市から谷中湖までは電車輪行とする。

 早朝6時前、眠い目をこすりながら自宅を出発。11月下旬ともなると、この時間はまだ真っ暗だ。
日中は気温が上がるとのことだが吐く息は白く手がかじかむ。最寄駅まで輪行バッグに収納した自転車を肩にかけて一歩一歩ゆっくりと歩く。 今日の自転車はシクロクロス(FELT F1X 2006)。今年の6月に購入した軽量マシンだけあって輪行時の持ち運び易さは抜群だ。

端っこの席の隣に輪行袋を置く。このポジションだとそれほどジャマにもならず良い。
 土曜日の早朝なので電車は空いている。端っこの席に座り自転車をその横に置く。足元の暖房が暖かくてウトウトしながら電車の揺れに身を任せる。 そして1回の乗り換えを経て目的地の板倉東洋大前駅に到着。

板倉東洋大前駅。谷中湖方面の出口は広々としたスペースがあり自転車の組み立てには最適。
 比較的新しい駅舎だ。谷中湖方面の出口は道路に面した大きなロータリーがあるだけで殺風景だ。 その分自転車を組み立てる場所は好きなだけある。ただし日なたを選ばないと凍えそうだ。あ〜寒い。手と足先が特に冷たい。足踏みをして体を温めながら手早く組み立てる。

 組み立て完了。GPS、フロントバッグを装着しいざ出発。今日は雲ひとつない真っ青な空だ。風もほとんどない。

谷中湖付近の渡良瀬CRから上流方面を望む。遠くに見える山々は日光の男体山あたりか。
谷中湖畔へは時間的に立入禁止となっていたが土手から降りて柵越しに湖の周囲を走ってみる。


谷中湖。湖畔の熱気球が映し出されきれいだ。足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に渡良瀬川下流に作られた遊水池である。
谷中湖へはすぐに到着。川沿いの道路を隔てた土手に上がり湖を見渡す。湖畔から上げられた熱気球が透明な湖面に映しだされ美しい。 CRの上流方面をみると遠くにうっすらと山々が見える。日光の男体山あたりだろうか。都市部のCRでは中々こういった眺めはないので新鮮だ。

 ゆっくりとこぎ出す。通気性の良いメッシュ地のシューズを履いたのは失敗だった。足先が冷たい。う〜。
朝の冷たい空気が気持ち良いが足先は冷たい。
右手の川原に広々とした草原が広がっている。ちょっと北海道っぽい。


しかし自然に囲まれてのサイクリングは気持ち良い。澄み切った空気を全身に吸い込みながらペダルをこぐ。

CRは全くと言っていいほど人影がなく、誰に気を遣うこともなく周りの景色を楽しみながらの走行が可能だ。 ほどなく藤岡大橋の赤い橋げたが見えてきた。いったん一般道に出てコンビニで朝食を調達する。

誰もいないので気ままに走ることができる。
藤岡大橋の赤い橋げたが見えてきた。


 再びCRに戻り、朝食を食べる場所を探す。しばらく進むとちょうど休憩するのに良い空き地を発見。朝露に濡れた芝をさけ砂利の上に座る。のどかな景色を見ながらの朝食だ。

群馬県に入る。道幅が狭く朝食を食べる場所がない。
空き地を発見。のどかな景色を見ながら朝食を食べる。


しかし静かだな〜。辺りには民家があるもののまったく物音がしない。これだけ静かだと民家に熊が出没するのもうなずけるな〜。今出たらやばいけど・・・。

ローカル線。短い車両でガタゴトと進む。
 さてあまりのんびりもしていられない。朝食後は少し走りに集中しよう。
辺りには田園風景が広がり始める。ローカル線や牧場などがのどかな北関東の雰囲気を漂わせる。ところどころ川原が狭くなり川がCRの近くを流れている。かつては足尾銅山の鉱毒が流れ出したという渡良瀬川だが今日ではそんな面影は感じさせないほど澄み切った透明な色をしている。

小さな牧場をCRの左手に発見。北海道ではよく嗅いだ懐かしい匂いだ。
 福猿橋を渡り、渡良瀬川右岸のCRを走っていると、後ろから追いついてきた地元のローディーさんが並走しながら話しかけてくる。 上から下までビシッと決めたウェア。サングラスとヘルメットで年の頃は良くわからない。
 会話をしているうちにお互い目的地が桐生だったことがわかり一緒に行くことにした。

ところどころ川原が狭くなり川がCRの近くを流れている。水が澄み切っていてきれいだ。
 CRが途切れる部分の先導を彼にしてもらうなどして1回も停まることなく目的地の桐生に到着。渡良瀬CR起点の錦桜橋で記念撮影をし、2人で文化会館の喫茶店でコーヒーを飲んで休憩。自転車乗りならではの会話が弾む。ローディーさんは私のハンディGPSに大変興味を持たれその機能についてしきりに質問してきた。
渡良瀬川起点の錦桜橋に到着。ローディーさんのバイクも一緒に撮影。
錦桜橋から上流方面を眺める。赤城山などの山々が連なる。

桐生市市民文化会館。近未来的な曲線の建物が印象的。正面右手の1Fに喫茶店がある。
錦桜橋から続くメインストリート。


レポート PART2 《復路》 桐生〜足利市街〜渡良瀬橋

ランチ
ソースカツ丼・・・「丼+カツ」というカツ丼のルーツ・元祖となるのが、このソースカツ丼である。丼飯の上に、ウスターソースをベースにトマトケチャップ・酒などを加えたソースをかけた豚カツをのせたもの。ネットでの評価を見ると志多美屋(右の写真)が人気である。GoogleMapsで場所を確認できる。

志多美屋。黄色い店舗はオシャレだが創業は大正時代とのことで老舗である。
 ローディーさんと別れ、桐生名物のソースカツ丼を食べに行く。事前にネットで調べ志多美屋という人気店に行くことにしていた。 大通りから1本裏に入った道沿いに志多美屋の黄色い店舗を発見。
自転車に鍵をかけながら店内をのぞいてみる。昼時とあって結構にぎわっているようだ。 ガラガラ。店のドアを開けると既に5〜6人がレジ前の狭いスペースで順番待ちをしている。

ソースカツ丼。サクサクの衣と柔らかいヒレ肉が最高。ソースとカツ丼の組み合わせも新鮮。
 ようやく席が空く。迷わずソースカツ丼を注文。ヒレカツ6個入りで1,030円だ。そして程なくソースの香り漂うソースカツ丼が登場。
まずカツを一口。うわ。やわらけ〜。サクっとした衣の中の肉は驚くほど柔らかい。ソースとの組み合わせが新鮮だ。卵でとじていないので衣のサクサク感が際立つ。 空腹だったのであっという間に完食。今日の大きな目的を達成した。
錦町十字路。何となく昔懐かしい街並みだ。
CRの左手には紅葉しかけている山々が連なる。


直線が続くCR。通行人も少なくスピードも出したい放題だ。
 さて足利まで戻るか。1時半を過ぎた位なのに何となく日が傾きかけているのを感じる。冬は日が短いな〜。 再び渡良瀬CRに出て走り出す。紅葉する山々を左手に見ながら真っ直ぐなCRを快調に飛ばす。
 途中、渡良瀬川の支流沿いを進む。のんびりした雰囲気はまるで昔話の中の景色のようで懐かしい。
本流から支流への中継道路。のどかな雰囲気だ。
支流沿いの道。まるで昔話の中の景色のようだ。


 やがて足利に到着。渡良瀬橋を通って足利市街を目指す。 足利氏ゆかりの地だけあって、鑁阿寺(ばんなじ)足利氏宅跡など歴史的な建造物が見られる。観光客でにぎわう楼門などをカメラにおさめてみる。

渡良瀬橋を渡る。橋かな見る渡良瀬川もきれいだ。
鑁阿寺楼門。紅葉との組み合わせが良い。

足利の街並み。夕暮れ時とあいまって寂しい雰囲気だ。
 そうこうしているうちに夕方になってきた。渡良瀬橋から夕日を見てみるという今日のもう一つのテーマを実行しよう。
渡良瀬橋に戻り夕日が川面に映し出されるまでじっくり待つ。 なかなかいい具合に日が落ちてこないので、先に足利市駅へ行き自転車をパッキングできる場所を探しておく。
渡良瀬橋から見る夕日。川面に反射してキラキラしている。
 再び渡良瀬橋に戻るとようやくいい感じの夕日になったのでこれを撮影し今日のツーリングを終了とする。
 帰りも始発駅から電車に乗れたので輪行バッグを置く場所に苦労せずに帰宅できた。