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2006北海道ツーリング 2日目 2006/07/27  104.66km  北海道
三愛の丘
ルート地図 プロフィールマップ
【コース】
三愛の丘〜美瑛駅〜r213〜R237〜旭川空港
〜東神楽市街〜東旭川〜R39〜道の駅とうま
〜R40〜比布〜塩狩峠〜和寒〜士別〜ホテル美し乃湯温泉
【天気】晴れ 【所要時間】9:00〜18:00
【走行時間】5時間31分
【平均時速】18.9km/h 【最高時速】36.3km/h



三愛の丘

 部屋に射し込む朝陽で、深い眠りから目覚める。あ〜ぐっすり眠れたなぁ。こんなに気持ちの良い朝は久しぶりだ。 窓から外を見る。背の高い木々に朝陽がさんさんと降りそそいでいる。今日は雲ひとつない快晴のようだ。

 朝食は7:40分からと少し遅めなので、朝食後すぐに出発できるように身支度をしておく。 もうそろそろ朝食かな。「急だ」と言われた階段を降り、1階の談話室や食事室をのぞいてみる。朝食はまだ準備中のようだ。壁一面が窓になっている食事室には こぼれんばかりに朝陽が降りそそいでいる。

「急だ」と言われた階段
「急だ」と言われた階段
談話室
談話室


 朝食までの間少し散歩してみるか。外へ出る。丘の上を渡るすがすがしい風が吹き抜ける。気持ちいいなぁ〜。背伸びをしながら宿の前の道へ行く。 遠くまで続く道が朝の柔らかな光に包まれいる。

壁一面が窓になっている食事室
壁一面が窓になっている食事室
遠くまで続く道
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 「朝食で〜す。」ご主人が各部屋に呼びかけて回っている。そろそろ朝食の準備ができたようだ。 朝陽の眩しさに目を細めながら、トーストをほおばる。食後はコーヒーを飲んでのんびり。もう少しこのままゆっくりしていたいが そこそこで切り上げ出発の準備。

朝食
朝食
宿の前の風景
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 自転車のリアキャリアにパニアバッグを装着していると昨日夕食の時に話をした関西のご夫婦が挨拶にきた。
「ほぉ〜この自転車で回られるのですか〜」
私が自転車で稚内まで旅することは昨日話していたが、実際にツーリング仕様の自転車を見て改めて感心しているようだ。 お互いに写真を撮りあった後、ご夫婦は美瑛駅まで出発した。
 私もそろそろ出発だ。最後にこの宿と宿の前に広がる広大な景色を写真におさめておこう。 奥さんに挨拶をしてさあ出発だ。

出発
出発
広大な景色
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 三愛の丘に向けゆるやかな坂を登る。9時を回って太陽の光は強さを増し、たちまち汗をかいてしまう。 左手にはきれいな麦畑が続いている。景観を損なわないように観光シーズンが終わってから穂を刈り取るのだそうだ。
 丘の裾野にかけて田畑が広がる景色を思わず立ち止まって見入ってしまう。
 今日は旭川を越えて士別まで行こうと思っているので、それほどのんびりはできないが、 午前中は美瑛に留まってもいいかな〜と思わせる絶景が次から次へと現れる。

きれいな麦畑
きれいな麦畑拡大する
丘の裾野にかけて田畑が広がる
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 かなり登ってきた。時々本格的なカメラを持った人を見かける。この絶景だから無理もないな〜。と思っていたのだがそれにしても人数が多いな。 景色が良い場所があったので自転車を停めた。ここにも数人写真を撮っている人がいた。そのうちの1人の男性が「写真撮りましょうか?」 と申し出てくれたのでお願いした。その人の胸に名札みたいなものがあり、「写真甲子園」と書いてあった。どうやら写真撮影の大会が開催されているらしい。 「走りそうな自転車ですね〜。これはクロスバイクになるんですか?」その人は自転車にも興味があるようだった。しばらく会話をしその場を去る。

景色が良い場所
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何度も自転車を停めて撮影
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 相変わらずゆるやかに登っていくと、やがて三愛の丘展望台に到着。眼下にはてんさい畑が広がっている。今日は平日のため畑で農作業をするおばちゃん の姿も見られた。てんさいの葉っぱが遠〜くまで連なる姿は広々とした北海道の大自然ならではだなぁ。

 今日は雲ひとつない快晴だ。気温もグングン上がっている。日焼け止めを塗った腕も焼けている。展望台を出てしばらく行ったあたりでT字路にぶつかる。 宿でもらった「びえいMAP」によるとこの先に「哲学の木」や「拓真館」といった観光スポットがあるようだったが、美瑛の景色にもそろそろ満腹感があったし、 今日はまだこの先もあることだ、このあたりで折り返すとしよう。左に進み、ふれあい牧場脇の道をとおり美瑛駅方面に戻ろう。

てんさい畑
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ふれあい牧場
ふれあい牧場


 ふれあい牧場で羊を撮影していると、地元の高校生と思しき集団に写真を撮らせてくださいと言われる。写真甲子園の参加者だ。 (オレが被写体ってわけかぁ。)モデルになるなんて経験は皆無だったので、ちょっと戸惑ったが、顧問の先生から懇願され、女子生徒に 「お願いしますぅ〜」なんて言われたら誰が断れようか。というわけでひたすらシャッターの嵐を浴びる。 にしても結構近くから撮るもんだな。カメラが顔にくっつきそうだぞ。
 5〜6分撮り続けようやく満足したらしい。また次の被写体を求め去っていった。いや〜面白い体験だったなぁ。今度は自分が羊を撮影する。パシャ。

地元の高校生
地元の高校生
羊を撮影
羊を撮影


 牧場を去りちょっと行くと、見覚えのある顔。あ、さっき写真を撮ってくれた男性だ。なんかすごくうれしそうな顔してる。
「この先にすんごい景色がいい場所がありますよ!」
かなりテンションが高い。よっぽどいい景色なんだろう。
「ほらそこの丘。あの木の向こうの森のトコなんて最高ですよ。」
なるほどこれはいい景色だ。素人の私が撮っても絵になる。

 しばらく行くと水沢ダムのダム湖が右手に見えて来た。「びえいMAP」によると「ヨーロッパの湖水地方を彷彿とさせる」とのことだ。 森の中に見える透明な湖とその向こうに連なる山々が美しい。

丘の木
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水沢ダム
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東旭川をひたすら走る

 ここから先は下り坂が多くなる。ほとんど車の通らない道なのでスピードを出してダウンヒルを楽しむ。下っている間は涼しく、陽射しが強いのを忘れられる。 今日は宿で買ったお茶(500mlPET)1本しか持って来なかったのでもうそろそろ飲み物が切れてしまう。この暑さなのに失敗したなぁ。 美瑛市街で補給しよう。さいわいすぐに美瑛市街に到着。コンビニで自転車を停める。日なたは焼けるように暑い。 飲み物を買って出発。暑さで頭がボーっとしてくるなぁ。熱射病になりそうだ。

 R237を旭川方面に進む。右手には富良野線の線路、左手には田んぼが広がっている風景がしばらく続く。

道路のちょっと先が逃げ水でキラキラと光っている。日陰のない道が続く。
 やがて旭川空港へと右折する道が現れたので、ここを入り空港を抜け旭川の東へと抜けよう。このルートだと旭川の市街は通らないことになる。 車が多くゴミゴミした市街はあえて避けることにしたのだ。跨線橋を渡る。田んぼとR237と富良野線を一望する。

R237を旭川方面に進む
R237を旭川方面に進む
R237と富良野線を一望する
R237と富良野線を一望する拡大する


 空港を過ぎて、東神楽の市街にあるコンビニでドリンクを補給。さっき美瑛で買った500mlペット2本は早くも底をつきた。 本当に今日は暑いなぁ。スポーツ飲料が飲むそばから汗に変わっていくようだ。

 ここから先は田んぼの中を走る単調な道が続く。当然日陰はなくボーっとしながら淡々と走り続ける。牛を積んだトラックに追い抜かれたりする。 そろそろ昼飯の時間だなぁ〜。ぼんやり考えていたがしばらくは飯の食える店がありそうもない。国道に合流してから食べよう。

田んぼの中を走る単調な道
田んぼの中を走る単調な道
牛を積んだトラック
牛を積んだトラック


 旭山動物園に隣接する旭山公園の観覧車が右手に見える。あ〜あの辺が旭山動物園なんだろうなぁ。今回は時間がなくてとても寄れないなぁ。 レンタカーでこういう観光名所を回るのもいいよな〜。(いやいやオレは自転車乗りだ。)

旭山公園の観覧車
旭山公園の観覧車拡大する
牛朱別川
牛朱別川


 やがて牛朱別川を渡りR39に入る。ようやく国道に入り辺りにも店が多くなった。もう1時半を過ぎている。とにかく何か食わなければぶっ倒れそうだ。 とはいってもこの汗だくの格好でファミレスとかには入れんよなぁ。結局数キロ先にある「道の駅とうま」まで行くことにした。腹が減ると本当に パワーが出ない。ペダルをこぐのが苦痛だ。道の駅まであと2kmの標識からずっとサイクルメーターとにらめっこ。あと1mk、あと500m、あった!

ようやく国道に入る
ようやく国道に入る
道の駅とうま
道の駅とうま


 いや〜やっと飯にありつける。安全そうな場所に自転車を停めて、トイレで顔を洗ってさっぱりしてから、ラーメン屋に入る。あ〜冷房が涼しい。 普段はライスはつけないんだけど、今日はとてもラーメンだけじゃ足りない気がしたのでつけた。
(いただきま〜す、う・・うまい。)塩っ気がたまらなくうまい。汗かいたからかなぁ?流し込むように一気に食べ終えた。ふぅ〜。
 さ〜て2時半かぁ。今日はどこに泊まろうかな?ここから士別までまだ40km以上ある。なんとか暗くなる前に辿り着き、士別で宿を探すかなぁ。 まあ、辿り着けなきゃ臨機応変にどこかで宿をとればいいだけの話だ。
 GPSで士別駅までのナビを開始する。到着予定は5時前となっているが、果たして・・・。ともかく頑張っていこう。

ようやく昼飯
ようやく昼飯
ラジコンヘリ
ラジコンヘリ拡大する




士別へ

 R40に入り比布の町を過ぎる。士別まではひたすらこのR40を走ればいいんだ。右の田んぼではラジコンヘリが飛んでいる。 なんだ?子供でもいるのかな?よく見るとヘリから白い霧状のものが撒かれている。どうやら農薬を散布しているようだ。 風向きによっては、思いっきり吸い込んでしまう。ちょっと勘弁して欲しい。

 日暮れまでには時間があるが、宿が決まっていないプレッシャーからか何となく急かされるような気がしてペダルをこぐ足にも力が入る。 昼飯をたっぷり食べたので元気は出たものの夕方に近づいても相変わらず強い陽射しに汗を大量にかく。ふー。
 そしてこのR40は道幅が狭い割りにダンプカーや大型のトラックが良く通る。左手の牧場には牛の姿は見えないが、牛の飛び出し防止用の柵が張り巡らされている。

 やがて緩やかな登りが始まった。どうやら塩狩峠への登りのようだ。標高が260mと低いので峠というか坂なんだろう。気楽にこいでいく。 とはいえ、このシクロのギア比と私の脚力の都合上、ギアは一番軽くする。大体時速10kmくらいでじわじわと登り、右へ軽くカーブしたら塩狩峠の標識が現れた。 この峠より先は和寒(わっさむ)町になる。登る時はたいしたことないと思っていたが、下りに入ると結構な距離のダウンヒル。あ〜結構登ってたのか〜。 気持ちいい〜。和寒市街へと一気に駆け下りる。

R40は道幅が狭い
R40は道幅が狭い
塩狩峠
塩狩峠拡大する


 しかしこのあたりで腹の調子が悪くなる。どうやら昼にかき込んだラーメン&ライスの消化状況が思わしくないらしく少し苦しい。 そして朝から汗を大量にかいてその分ゴクゴクと水分を補給しているのだが、そのせいでなんか夏ばてのような感覚になる。 飲んでも飲んでも物足りない感じがする。コンビニに立ち寄り一休憩。酸素入りの冷たい水を一気に飲み干す。

 調子が悪かろうが何だろうがとにかく士別へ走るしかない。畑や牧場の間を通る幹線道路を淡々と走り、ようやく士別の文字が道路標識に現れた。 ふう〜。もうすぐだ〜。士別の町に入る手前に大きな肥料工場(?)があり猛烈な匂いを発している。げぇー。疲れた体にはちときつい匂いだ。ごほごほっ。

淡々と走る
淡々と走る
もうすぐ士別
もうすぐ士別


 そしてようやく街の明かりが見えてきた。何とか夕暮れまでには間に合ったぞ。暗くなる前に宿を確保だ。駅に行って観光マップ等をゲットしよう。 GPSに導かれ士別駅に到着。う・・・。何もない。駅舎もボロボロじゃないか・・・。この街に泊まる場所はあるのだろうか?一抹の不安が頭をかすめる。

 駅前には北方領土関連の看板や、戦前からあるであろうレンガ造りの古い倉庫がある。な〜んか異国な感じだ。 「合宿の里」と書いてあるが・・・。と駅前を陸上選手がランニングしていく。また一人。陸上かぁ。オレも昔は合宿とかしたなぁ。

士別駅
士別駅
北方領土関連の看板
北方領土関連の看板


 とりあえず駅舎に入る。 よく駅の中に観光案内所があったりするのだが、ここにはなさそうだ。もう店じまいという感じでガランとしている。となりの売店のおじさんに泊まる場所を探している 旨を伝えると観光マップをくれた。これは助かった。ついでにおススメの宿はどれか聞き、そこに予約し無事今日の宿確保。
しかし実際行ってみるとどうやら合宿用の安宿だ。近くに陸上競技場があるようだ。陸上選手がぞろぞろ宿に入っていく。

 中へ入ると合宿場の匂いが・・・うっ。自分も十分汗臭いのは承知だが、悪いがここは無理だー。Uターンし他の宿を探すことにした。 観光案内センターに電話して一番最近できた宿を聞き、「ホテル美し乃湯温泉」というところに予約した。

レンガ造りの古い倉庫
レンガ造りの古い倉庫
夕暮れの士別市街
夕暮れの士別市街


 夕暮れの市街を走り宿に到着。おぉこれは・・・。要は『宿泊施設付き日帰り温泉&サウナ』ではないか。でもまっきれいだからいっか。 フロントで自転車を置く場所の交渉。どうやら館内に停めさせてくれるようだ。フロントは温水プールの匂いがプンプン。 部屋はこぎれいだ。新しいとはいいことだ。早速温泉に行くか。広々としていて意外といい温泉。露天もある。行ってみよう。 数人しかいない広々とした露天風呂につかって体を伸ばす。夜空を眺め充実のひととき。ふぅ〜。今日は走ったな〜。100km越えだ。 日焼けしてるのかな、あまり腕は痛くないけど。

 風呂上りはちょっとその辺を散歩だ。これが結構好きだ。鄙びた田舎町ならではの風景が面白い。途中で本屋に寄り、北海道にしか売っていないと思われる 宿泊ガイドを買っておく。これから先ますます田舎になるので泊まる場所が見つからないと困るからだ。

部屋はこぎれいだ
部屋はこぎれいだ
ホテル美し乃湯温泉
ホテル美し乃湯温泉


 さぁてちょっと遅いが夕食を食べよう。なんか食い物の店があまりないので、宿の館内にあるラーメンでいいか。昼もラーメンだったけど塩分補給ということで。 生ビールがうまいっ。

夕食もラーメン
夕食もラーメン
館内に停めさせてもらう
館内に停めさせてもらう


 しっかし何〜もすることがないな。暇だから明日に備え寝よう。