出発
早朝の5時に神奈川県の自宅を出発。まだ外は暗い。未だ梅雨明けしていない今年は例年に比べて涼しい。
ほとんど寝ていないため胃はムカムカしているが、待ちに待った北海道ツーリングに向けテンションは上がっている。
2004年と比べ今回は荷物を少なくし、軽い自転車(FELT-F1X2006)を選んだので、羽田空港までの輪行はそれほど苦にならない。
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羽田空港まで輪行
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AIR DO便に乗り込む
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搭乗前に朝ごはんとしてトンカツサンドを買っておく。(胃の調子は良くなってきた。)荷物から解放され飛行機のシートに座る。
離陸までのわくわく感がたまらない。
水平飛行になったのでトンカツサンドを食べ、ツーリングマップルをパラパラと読んでいると早くも着陸体勢に入っているようだ。
少し眠ろうと思ったのだが結局眠れずじまい。
旭川空港に着陸。涼しそうな外へ出る前に荷物を受け取る。むき出しでベルトコンベアを流れて来るリアキャリア。これは少し笑える。
自転車はベルトコンベアではなく手渡しとなる。
荷物をすべて受け取り空港ビルの外へ出る。涼しい。爽やかな風が吹いている。しかし陽射しは強い。空港ビルの日陰で輪行袋から自転車を取り出し
組み立て開始。
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リアキャリア
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旭川空港で組み立て
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自転車の組み立て自体はすぐに終わったが、荷物をどうやって収納するかを思案していたので随分と時間がかかってしまう。
重量のバランス・使用頻度・カテゴリを考慮し、フロントバッグ・ウェストバッグ・バックパック・パニアバッグへそれぞれ収納する。
この作業をいい加減にすると、転倒・荷物の紛失などにつながる恐れもあるので、はやる気持ちを抑え丁寧に作業する。
ようやく出発準備が整ったのは11時半頃だった。青空にはもくもくとした大きな雲が浮かんでいる。
まあ今日は初日だしのんびり行くか。ゆっくりとしたペースで空港から出発する。小高い丘を越える道は絵に描いたような夏の北海道の風景だ。
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出発準備完了
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小高い丘を越える道
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自転車で走っていると風を切り涼しいと感じるが、陽射しは強く写真を撮るために立ち止まるとうっすらと汗をかく。
ほとんど車の通らない道が続く。真っ青な空に大きな白い雲がぽっかりと浮かんでいる。絵の具でペタペタと塗ったような色合いが新鮮だ。
道路の両脇にはただただ草むらが広がっている。広大な景色だなぁ。目の前に広がる北海道の魅力に眠気などすっかり忘れてしまった。
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草むらが広がっている
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美瑛
やがてR237に合流した。旭川と富良野を通るこの国道は観光バスや乗用車がひっきりなしに通る。
R237に入ってすぐにセブンイレブンを見つけた。あぁ、このセブンイレブンは2004年の北海道ツーリングの時に立ち寄った店だ。懐かしいなぁ。
この先富良野方面にも店はあるだろうが、とりあえずドリンクを調達しておこう。
それにしてもR237は交通量が多くて走りづらいなぁ。GPSもあることだし裏道を通って行くとするか。北美瑛の辺りからR237を離れr213を走る。
r213はのどかな田舎道だった。たまに地元の車が通るくらい。ローカル線の踏み切りや郵便局を見ながらのんびり走る。
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ローカル線の踏み切り
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しばらく進むとなだらかな道の両側に丘陵地帯が見えてきた。美瑛といえばパッチワークの路が有名だが、こういう裏道を走っていても見応えのある景色があるものだ。
きれいに刈り込まれた麦穂が遠くまで連なる姿が美しい。丘の上の雲がゆっくりと流れているのを見ていると何とも言えない癒された気持ちになる。
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雲がゆっくりと流れている
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あいかわらずまっすぐな道が続く。陽射しを遮る物は何もなく、全身に真夏の太陽を浴び、汗がじわっとしみ出てくる。
時々立ち止まって水分を摂る。
やがて住宅や商店が多くなる。美瑛の駅前通りに入ったようだ。今や北海道を代表する観光地となった美瑛の街は、きれいなペンション風の建物が多い。
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陽射しを遮る物がない道
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美瑛の駅前通り
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GPSとツーリングマップルの「デジタル−アナログ−デュアルナビ」で現在位置を確認。美瑛駅はすぐそこだ。
大きな交差点の向こうに美瑛駅を発見。時計台のモニュメントが観光地っぽい雰囲気を出している。
家族連れやカップルが代わる代わる時計台をバックに写真を撮っている。
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デジタル−アナログ−デュアルナビ
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(こういう観光地って、自転車ツーリストには一番不似合いな場所なんだよなぁ〜)と思いつつも、自転車を降りてしっかり写真撮影。
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駅前の交差点
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美瑛駅
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上富良野へ
美瑛の街を後にして、R237にコースを戻し富良野方面へ向かう。小高い丘のアップダウンが続く。丘の向こうには相変わらず真っ青な空。気持ちいい。
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小高い丘
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真っ青な空
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観光バスや大型トラックが猛スピードで横を通り過ぎて行く。
リアキャリアに結構な荷物を積んでいるにも関わらず、タイヤはロードタイプの細い物なので、ハンドリングが難しく時折風圧でふらついたりもする。
農道への入り口で一休みする。まるで絵画のような、鮮やかな色使いの景色が目の前に広がる。
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国道ながら道幅は狭い
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やがて道は平坦になり、道幅も広がりだした。少し先に人だかりが見える。何があるんだろう?
近づくと左手の丘一面に色とりどりの花が咲き誇っている。おぉ〜。思わず歓声をあげる。
「かんのファーム」の花畑だ。入り口に自転車を停め、花畑を撮影。
レンタカーでこういう所だけを周っても結構楽しそうだな〜なんて思ってしまう。
(いやいやオレは自転車乗りだ。)
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「かんのファーム」のラベンダー畑拡大する
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再びR237を富良野方面へ進む。このあたりは「かんのファーム」の他にもラベンダー畑がたくさんあるらしく、
涼しげな風に乗って、ラベンダーの爽やかな香りが漂ってくる。
この香りを感じられるのは自転車だけだなぁ〜。
少し登りが続くなと思っていたら、いつの間にか深山峠という標高の低い峠の頂上に達していたようだ。
ここは帰りに通るのでとりあえず先へ行ってみる。長い下り坂を下り切ってしばらく進む。上富良野の駅が近いようだ。
もう後5kmくらい進むとラベンダー畑があるようなのだが、さっき見てしまったしそろそろ宿をとらないとなぁ。
というわけで近くにあったパーキングエリアで汗を流してから予約の電話。第一候補にしていた「美瑛ポテトの丘ユースホステル(YH)」
が満員だったため、ツーリングマップルに載っていた「ほおずき」という美瑛にある民宿に泊まることにした。予約の際に3階の部屋になると言われ、
「2階から3階への階段が急ですがいいですか?」と言われたのが気にはなったが、ともあれ泊まる場所が決まり落ち着いたな。
時間も十分あるしゆっくりひき返すか。
再び深山峠へ登る。さすがに汗をかいた。頂上でソフトクリーム休憩だ。
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ソフトクリーム休憩
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まったく同じ道を通ってもつまらないので、途中からR237の左手に広がる畑の中の農道を走って見る。
このあたりはパッチワークの路の南側に広がる農場地帯で、交通量はほとんどない。
真っすぐな道が1本の線のように遠くまで続いている。道のど真ん中を思いっきり飛ばしてみる。最高に気持ちいい。
これぞ北海道だ。
美瑛丘の宿「ほおずき」
さてそろそろ宿へ向かおう。
しかしツーリングマップルの地図表示がアバウトだったため、迷ってしまった。
デュアルナビだが、番地がないこのあたりでは、GPSも通用しない。
30分くらい迷ったが、5時過ぎになんとか到着。
このあたりは「三愛の丘」という観光スポットへ続く丘陵地帯らしい。どうりで景色がすごく良い。
宿もログハウス風でいい雰囲気だ。
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美瑛川を渡る
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家族経営のこの宿、私が到着するとすぐに奥さんが台所から出てきてくれて、自転車をしまう場所を教えてくれた。
雨が降るといけないから車庫にしまってください、と自転車乗りの扱いにも慣れているようで安心。
車庫でパニアバッグを外していると今度はご主人が顔を出してくれ「自転車旅行、いいですね〜。お風呂すぐに入れますから。」と歓迎の雰囲気。
想像してたのと全然違っていい感じだなぁ。
宿(というか普通の家みたいな感じだ)に入ると今度は、娘さん(中学生くらいかな?)
が荷物を持って部屋を案内してくれる。まさに家族経営な感じがアットホームで良い。
部屋も本来2人部屋のようで広かった。全体的に木の温もりが感じられる作りだ。窓から見える木々の緑にも癒される。
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窓から見える木々
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夕食もたっぷり
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風呂で汗を流してから夕食だ。魚のちゃんちゃん焼、グラタン、鍋物・・・結構ボリュームがあるな〜。
食後は関西から来られたご夫婦と美瑛話。奇遇なことにこのご夫婦、美瑛の風を感じたいと、レンタカーではなくレンタサイクルで美瑛を回っていたらしい。
食後、猛烈な眠気が・・・。そうか昨日は全然寝られなかったものなぁ〜。
2006北海道ツーリング1日目。まずは順調なスタートだ。